心も声が漏れている「働くパパママ川柳」
今の時代だからこその川柳に共感してしまいつい「クスッ」と笑ってしまします。
大賞と入選した8選はコチラ。
2020年「働くパパママ川柳」入選した9選
2020年大賞 義理の両親も夫も気付かなかった「名もなき家事」
イクメンは 名もなき家事が できてから (パコラ 36歳・女性/千葉県)
パコラさんのコメント
「私が働くママなので、ママの目線で感じていることを表現しました」
名前は付いていないものの地味に大切な「名もなき家事」。2、3年前にこのフレーズと出会ってから、ずっと頭の中に残っていたと言います。練りに練って一句生み出したのかと思いきや、制作時間は「お昼休みの20分」。まさに日頃の本音そのものです。(WITHNEWSより)
これ、主夫の方は「わかる~」ってなりますよね。
パコラさんは、麦茶のお話をされてました。麦茶は家族で飲むもの。なのに、ご主人は“ちょい残し“で冷蔵庫に戻すそうです。「ちょい残しするなら残り少ないって知ってくるのなぜ追加してくれないの」ということなんですよね。
あと、洗濯物の裏返しを元に戻すこととか大事な家事なんですがそれこそ「名もなき家事」なんですよね。
家事をしていても、育児をしていても「イクママ」「イクガール」とは言わないのに、男性だけが「イクメン」と言われる時代。
この「名もなき家事」ができてはじめて「イクメン」と言える…ということなんでしょうね。

この話、主婦は「わかる~」ってなるんですが、世代が違うと理解されないようですよ。「裏返しの洗濯物を元に戻すこともひっくるめて“洗濯”」と捉えている母親世代にはわかってもらえなかったそうです。
時代の変化を感じますね。
忙しい働くママの姿ですね
オフロード パスさながらに 子を預け (ラグビーママ 59歳・女性/大阪府)
働くママさんが出勤時に子供を預ける様子が目に浮かびま。
預けると言っても、準備も大変なんですよね。おむつや着替え、ハンカチやタオルなどいろいろ準備しつつ自分の準備もあって、朝食も食べさせて…ドタバタの朝なんでしょうね。

今の時代の川柳ですね
Uberで 届けてほしい 離乳食 (おねちょふ 31歳・女性/東京都)
Uber eatsが出来る今だからこその川柳ですね。そして、Uberがなかったらきっとこうは思わなかった思いなんでしょうね~。
子育ての大変さと、赤ちゃんを抱えたママさんの気持ちの負担が伝わってきます。

あ~わかる~の一句です
パプリカに 夢中なうちに 飯作る (レモネードマダム 26歳・女性/愛知県)
ほんと「パプリカ」さまさまです。ぐずったり機嫌が悪いときはとにかく「パプリカ」ですよね。
エンドレスで踊っていてくれますしね。
ごはんを作るのも普通には出来ない子育てママさんの情景が目に浮かびます。

今年の流行語になりそうな「じぃじペイ」
預かった 孫には甘い じぃじペイ (むかしママ 56歳・女性/山形県)
思わず笑ってしまいました。本当にどこも同じなんだなと思いました。
それを上手く今の言葉に変えて「じぃじペイ」と表現したのには脱帽です。

男性からの応募作品 テレワークあるあるですね
テレワーク タスクかかえて 子もかかえ (ドライビングパパ 24歳・男性/千葉県)
普段お仕事で遊べないパパが家にいると遊んでほしいと思いますよね。オンライン会議などしていたら本当に「今は無理~」って叫びたくなるパパさんの気持ちが合わられていますね。
時代背景が伝わってきますね。コロナ禍でなかったらでてこない悩みですよね。

男性ならではの悩みですね
育休も 三回目には そっと出し (つるたさん 56歳・男性/東京都)
現代の少子化対策に貢献していますよね。ですが、育休を取る男性にはまだ理解されない時代なんでしょうか。
団塊世代の方にはどんな風に捉えられているんでしょうね。

子どもの本音がわかる一句ですね
熱の日は ママといっしょに いられる日 (リンリン 10歳・女性/静岡県)
熱が出て休んた日はママも優しいしずっと一緒にいられますもんね。働く忙しいママも仕事を休んでゆったりいてくれるから特別な日になるんでしょうね。
たくさん甘えられる
そんな子どもの心の声が聞こえる一句ですね。

まとめ
大賞をはじめ入選した他の8句も、今の時代の働くパパママの様子が目に浮かぶ句になってますよね。どれも“共感”を得るものなのではないでしょうか。
時代の変化や、コロナ禍にあることなど、時代背景もわかるのでこれまでの作品と見比べるのも面白いかもしれませんね。
この時、こんなことが流行ってたんだ…など懐かしくなるかもしれません。
ご家族で川柳作るのも楽しそうですね。それぞれが思っていることがわかるかも。
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